Metal-Fittings Construction Method.
パネルを設置する屋根面を確認し、金具を取付けする位置などを測定し、墨出しを行っていきます。
お庭など、邪魔にならない場所にパネルを搬入し、一枚一枚丁寧に段ボールを取り外し、お客様のご自宅に最適な方法で屋根に上げていきます。
この際に最も注意が必要なのは、瓦割れです。洋瓦は曲線的な形状をしているため、非常に割れやすく、細心の注意を払いながら作業します。
この時点で穴を空けずに進めると、垂木が割れてしまう可能性が出てきます。それを防ぐための下準備として下穴空けが必要になります。
垂木と垂木の間に補強板を留めることにより、垂木と補強板が一体となり、強度が増します。
支持金具を利用する工法は、瓦自体に穴を空けない工法になります。ただし、この工法を採用する場合は、瓦の先端に加工が必要です。
金具と瓦が直接当たると、経年変化により瓦が割れてしまう可能性が高いため、全ての支持金具に同じ処理を施していきます。
支持金具工法の大きな特長でもありますが、瓦に穴が空いていないので、雨漏りすることはありません。
本工法では洋瓦の先端を加工しているため、瓦と支持金具との間に僅かな隙間が生じる可能性があります。このような細かい部分まで、しっかりとシリコンを塗布し、さらなる雨漏り対策を施します。
この架台は、風雨に強く、重量の軽いアルミニウム製のものを使用しているため、鉄や銅製のものよりも屋根に対する負担が少なくて済みます。これでパネルを屋根に載せる準備が整いました。